小さな魚たち・・・その3

(2009/9/2 追想 夏休み日記②から2分の奇跡を信じて)
(2009/9/10 互いの夢)

数々の奇跡を見てきた・・・。台本があるかのようなドラマのような奇跡を・・・。玉砕覚悟の決死の守備を凜太郎が見せる。(日本男児だぜ!!凛!!)赤間がギリギリのインターセプトを勇気を持って狙い、ボールを奪う。こぼれたボールをこーたろーがダイビングヘッドで弾く。かずきが身体を入れて相手のドリブルを止める。何度となく繰り返されるコーナーキックのピンチを、キーパー尚樹を中心に防ぐ。自信喪失しかけたディフェンス陣が息を吹き返す。『もう大丈夫です!!おれらだけで死守します!!』そんな無言の選手からメッセージがベンチに届いた・・・。

あいつら!! 信じれる!!  

攻撃に打って出るため、優輝を投入。更に我武者羅弾丸スピードスター三浦を投入!!ポジションやエリアを関係なく走り回り、ボールにガンガン喰らい付く三浦のチェイシングが、相手の縦パスを遮る。後半残り一桁に入っていた・・・。目まぐるしい攻防から得たコーナーキック・・・。息を飲む・・・いや、息も飲み込めずにいた・・・フォアに鋭く上がったボールに、勢いよく高く飛び込んだのは・・・こーたろー!!アンポンタンのバカ野郎の頭から真っ直ぐに叩かれたボールは、素直な軌道でゴールに吸い込まれた・・・群がる小魚・・・ベンチで涙を流して湧き上がる小魚・・・小魚の勇気ある戦いにビリビリとしびれ、一層声を張り上げ喜ぶ親魚たち・・・

3-3 同点に追いつく!!『馬鹿野郎!!落ち着くところじゃねぇ!!こっから逆転なんだよ!!』『戦えよ!!おまえら戦え!!』『はい!!!!!!! 』

仙台FC元気印の海星が投入され、大貴・三浦・海星のチーム妖精がここにきてこの場面で完成!!(いける・・・やっぱいるんだよ・・・。神様・・・こいつら、かわいいだろ。こんなに真っ直ぐにサッカーが大好きで・・・こんなに仲間大切にしてんだぁ・・・。頼む・・・、何度も何度も虫がいいのはわかってる・・・。それでも、頼む・・・。こいつらに勝たせてやりてぇんだ・・・。 )

・・・5分、それはそれは長かった。ロスタイムも20秒を切っていただろうか・・・。中盤の北斗からボールが右サイドに配給され、優輝が勝負を試みようとしていた・・・。突然・・・3年前の高円宮杯、7番の康史がドリブルを仕掛けたあの日が、フラッシュバックした・・・。『優輝仕掛けろ!!北斗ぉぉぉ間に合うっ走れぇぇぇぇ!! 』3人を振り切った優輝がセンタリングを上げる・・・綺麗にフォアまで上がったボールの先に

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時は戻して2009年8月29日。私は信じていた。彼らの勝利を。私は見てきた。彼らの無限の力を。私は迷わないと決めた。1秒でもある限り彼らを信じ貫くと。 その日、何本チャレンジしたのだろうか、右サイドの康史が渾身の力を振り絞り突破をはかる。試合後、彼はあまりおぼえていないと言う。4人かわしたのだ。スピードに乗ったセンタリングが上がった!!フォアで高く飛び込んだのは  終了5分前に代わったばかりの 小沼 泰斗!!!

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時は戻して2012年7月8日。フォアで高く飛び込んだのはキャプテン小沼 北斗!!!

4-3逆転!!  
異常なほどの歓喜と興奮・・・
これが仙台FC・・・

試合終了後、目を真っ赤にした小魚たちと親魚たちがおりました・・・目頭が熱くて熱くて・・・瞬きしたら涙がこぼれそうで・・・瞬きしたら君たちの瞬間瞬間を見落としてしまいそうで・・・瞬きを我慢したら、涙が溢れ出してしまいました・・・。クラブユース選手権・東北大会初出場。1勝1敗1分け。Cグループ2位。総合順位10位、ベスト8進出ならず。

最初からわかってたんだよね・・・やっぱそうだよね・・・それでも大切なものが・・・君たちが戦い続けてきたものが・・・ゆずれないものが・・・仙台FCがあることを君たちは最初からわかっていたんだよね。

Published on 2012.07.11 at 10:50 by Sendai FC Staff

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