雨の中、たくさんの応援ありがとうございました。私はあらためて実感をしました。仙台FCを作って本当に良かったと。選手、スタッフ、保護者サポーターの皆様、全てがひとつになりました。関わる全ての人たちの全集中が、ひとつになりました。全ての想いや誓いが、ひとつになりました。ひとつになって戦いました。全力で戦いました。ひとつの節目として、この大会を目標にやってきました。その節目に、『お疲れ様、本当に良くがんばったな。ありがとう。本当にありがとう』
クラブユース選手権U-15東北大会宮城代表決定戦、仙台FC対アズーリ、1-2 。力及ばず・・・敗退・・・。
すごい集中力だったな。体を張ったプレイに胸が熱くなったよ。いい声も出てた。臆してる選手もいなかった。みんな堂々としてた。顔が上がっていた。よく走ってたよ。諦めず喰らいついていた。気持ちでなだれ込むような魂の一点だった。ベンチもフェンス越しのユースや保護者サポーターもひとつになっていたよ。君たちに、勝たせてやりたかった。あんなにがんばってきたから。勝たせてやりたかったなぁ。
すまない。申し訳ない。勝たせてやれなくて。
確かに、結果は揺るがない敗北・・・。 だけど、・・・負けはしたけれど・・・。
あの70分は、選手、サポーター、スタッフ、みんなの思いがひとつになった素敵な時間でした。
最後まで、決して諦めることなく、みんなが戦いきったあの70分は、すばらしい仙台FCの歴史になります。
この結果に甘んじるつもりは更々ないよ。 もっとがんばって、もっと向上心を持って、もっと上を目指さないと。
この戦いが決して無駄にならないように。 この戦いが君達の素敵な未来への序章であるように。
これから先の未来はもっと光栄に充ちてないといけない。 この戦いをバネにして。
ここからは、負けないためにもっとがんばらないといけないんだ。
試合が終わり勝敗が決まったその瞬間から、いつも新しい戦いは始まっているんだ。
そう、昨日まではひとつの節目・・・。
そして、また新しい節に向かいます。 戦いは終わったわけではない。
3年生、6人の侍に告ぐ。 まだまだ戦うぞ。 そもそもこの大会が目標到達地点でも、着地点でもないさ。
おまえらにはまだ戦って貰わないと。
そこらの中学生のように燃え尽きないまま引退して、軽い擦り傷程度の挫折に感傷的になって簡単に燃え尽き症候群になるような寒い奴らではないだろう。
終いには、抑制の反動から中3デビュー。 夏から本腰入れて勉強なんてするわけもなく成績も変わらず。
チャラオ。 ・・・似合わねぇぞ。
おまえらは戦いの刹那に味わうアドレナリンを楽しむことができるようになってしまった云わば、オタク。
サッカーオタク。 サッカー侍だよ。
中学年代のサッカーライフを跡形もなく燃え尽きてしまうほど戦いに明け暮れるしかその余熱は治まらないよ。
いつか時間に限りは来てしまうものでもあるし。
本当の感動と栄光のラストは、最後まで取って置こう。
君たちにまだまだ感謝しなければならないのだろうから、最後の 『 ありがとう 』 はまだ言わないでおくよ。
ふふ、まだ7月も迎えてないや。 感傷に浸ったのは俺かな。
リスタート、・・・早い方がいいよね。
よし!! またっ みんなでがんばろう!! がんばるしかないから!! がんばるぞ!!