勝利のために

一方、ユースのTATEOKA戦と同日。  クラブユース選手権U-15宮城予選、仙台FCジュニアユースの初戦が行われました。

新人戦ベスト8の成績によりベスト16からの初戦。 

立ち上がりこそ相手の徹底した守備と初戦の緊張からかシュートが枠に収まらず、なかなか得点ができませんでしたが、終わってみると7-0で勝利。

新人戦チャンピオンチーム塩竈FCとの東北大会出場を賭けた一戦に駒を進めました。

力の差は歴然。 しかし相手を自らの緊張で大きくしてしまう必要はない。

『 おい、びびって勝手に相手を大きくしてんじゃねぇよ。 相手はもちろん強いけど戦えない相手じゃないよ 』

『 一生懸命楽しんで来い!! 』    ・・・とはいえ、みんなガチガチ・・・。

・・・試合馴れ、舞台馴れとでも言いましょうか・・・、経験の差、キャリアですね。

相手の身体が軽い軽い。 ・・・うちは、固い固い。  

受け手の動き出しも遅い上に、出し手の判断も遅い。 緊張で視野が浅いのが分かった。

中盤真ん中2人のパス交換も声の掛け合いもなく、ゲームは逃げの選択をする後手の展開。

ボールの動きが小さく局所的になってしまいすぐ奪われる。

一方相手は簡単に奪ったボールをシンプルな攻撃で、シュートで確実に終わらせる。

前半0-2。  内容は0-5。  0-5の内容になるほどのゲームではない。

相手もそんなに乗れているようではなかった。  ただ単に自分たちで追い詰めてしまっているだけ。

『 ん~ 何か元気ないよね。 ベンチにいるこいつらは全然やれる気がしてるし、めっちゃ元気なんですけど。』 

事実、ピッチ内のプレッシャーがどれほどのものなのかは計り知れないが・・・。

せめて、空元気でもいい、ピッチ外にいる選ばれなかった者のために、選ばれし者ができることはないのか・・・。

後半立ち上がり、元気の空回りからオウンゴール。 0-3。 むしろこれで腹が決まったのだろうか。

遅いエンジンがやっと掛かる。  『 やるしかない!! 』  ヤケクソパワーがやっと出て来た。

なんと一挙に2点を返す。 形などない・・・。 追う、走る、声を出す、身体を張る、ボールを奪う・・・。

そして、ゴールを全身全霊で捥ぎ取る!!

前半はこの当たり前のことができないのだから、勝てる要素などなかったのです。

返した2点にはまさに、この当たり前のことに気迫も備わっていた。 そんな時間帯が瞬間にせよあった・・・。

しかし、チャンピオンとの差はその瞬間の連続にあった。 ・・・ 2-7、試合終了。

一時は2-3になるも、 『 その瞬間に全員が集中させる力、その全員の集中力の連続。 』

優勝するチームとの差は技術や戦術はもちろんだが、大きな敗因はこの差が大きかった。 

『 70分戦う 』 とはそういうことを意味する。 仙台FC選手には集中力が欠けていた。

自分のミスに動揺してしまい正気に戻れない者。 

興奮してしまい仲間の声が聞こえない者。

ミスすることに怯え、足が強ばっている者。

戦術を忘れ、冷静になれず相手に飛び込んでしまう者。

前に進みたい一心で相手に突っかかってしまう者。

自分しか見れない、自分の感情しか考えられない、自分の弱さを露呈した試合でした。

チームで戦う。  これは非常に難しいのです。  だから日頃から仲間やチームを意識した活動をしている。

いままで注意されてきたこと、怒られたことを振り返ってみようか・・・。  

そう、チームに迷惑の掛かる身勝手な行動をしたときではなかっただろうか・・・。

合宿、練習、学校生活、日々、思い当たることはありませんか・・・。

この大事な瞬間に、そのチームの、その仲間の、ひとりひとりの弱さが出てしまうのです。   

ひとつになって戦えない。 ひとつになれない仲間、チーム。 勝てるわけがない・・・  

・・・?  本当にこのままで終わるのかい? 勝てないのかい?

・・・できるよ!! みんな頭では十分わかってるんだから!! みんな仲間思いじゃないか!!

みんな仙台FCめっちゃ大好きだもの!!   

・・・もう一度、ひとつになって戦いませんか・・・。

残されたチャンスはもう一度。  今週末、アズーリさんとの出場枠を賭けた最後のチャンス・・・。

選手、保護者、スタッフ、みんながひとつになって戦いましょう!!

その70分の瞬間に仙台FC全員が集中させる力を、勝利の為に!!

Published on 2011.06.24 at 12:53 by Sendai FC Staff

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