何かできることはないのか・・・

津波によって被災した、私の友人達からの声をお届けします。

1波、2波、3波と押し寄せる波。  

油絵のような黒光りした波が静かに、そして重みを持ってずっしりと押し寄せる・・・。

車も家さえもあっという間に飲み込み、そして軽々と押し流す。 

車や家や木々を破壊する不気味な鈍い音がどこからともなく聞こえてくる。

逃げ遅れた人、家族を助けに引き返した人・・・  

津波の強さ、早さは想像をはるかに越え、なんの術も手立てもなく、見ている目の前ですべてを飲み込んだ。

水が引け、津波が食い荒らし無情に残していった光景・・・。

どろを含んだ海水にまみれ、顔は腫れて泥まみれで黒く、髪の毛が抜け落ちた遺体が・・・。

道路や田畑に、用水路に、他人の家の玄関先に、あちらこちら至る所に・・・。

悲鳴、腰が砕け心が張り裂け、泣き叫ぶ・・・。 家族の名を必死に叫ぶ・・・。

余震が続く最中、家族を探しに行こうとする身体を必死にとめられる者・・・。

見つからない家族、無くなってしまった町の集落、教科書や映像で見た戦後の焼け野原のような光景・・・。

鼓動はやたらに早く、言葉は声にならない。 力が抜け、途方に暮れる。 

先が見えない・・・。 気が遠くなる・・・。 

友人は現在避難所にいる。 そこでは生き残ったものが皆協力し合っている。

食べ物や寝るスペースも子供達や老人を優先にし、知らなかった人とも手を取り合うように仲良くなり、

新たに町民の絆と結束がこの町には生まれた・・・と。

新しい何かは生まれたが、失った代償は比べ物にならないほど、はるかに大きい・・・。

そんな避難所生活の友人の今日の晩御飯は、具なし味なしの白おにぎりがひとつに、

きゅうりの漬物一かけ、イチゴ3粒、・・・のみ。   そしてマスクひとつが支給された。

私に今、何ができるのだろう。  そして地球、自然は冷たく、無情にも、雪が降り積もった。

がんばってくれ・・・  誰か! 早く助けに行ってくれ! 私は今、無力さを感じている・・・。

車や燃料がないと人は生きて行けないほど、豊かという愚かな進歩を辿ってしまったのだろうか・・・。

Published on 2011.03.17 at 13:08 by Sendai FC Staff

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