忘れ物

やる気がないわけではないことは、もちろん承知しております。

当然、勝ちたいと思っていることも承知のうえ・・・。

でも、なんか違うんだよなぁ~    緊張ともまた違うんだよな~

困ったな~  気付いてほしいんだけどなぁ~

高円宮杯、4回戦はとうとうこの調子で明日に迎えることとなりました。

3回戦、ダークホース以下の自分達が勝ってしまったのだ。 無理もない。

2週間空いた最初の週は覇気が感じられなかった。 

張り詰めた感情や緊張から解き放たれたのだろう。 顔や目からは闘気が消えていた。

それだけではなく、彼ら特有の 『 どんな事も楽しく取り組む笑顔 』 も影を潜めた。

今週は更に追い討ちをかけるように緊張や焦りが再度襲って来たのか、ガチガチに重苦しいのです。

覇気はおろか躍動感もなくなり、練習ゲームでは力なくやっと進んできたボールがゴール手前で失速。

ゴールへの意欲や、飛び込んでくる・襲い掛かるなどの貪欲さ・執着心も全くない。

一方、守備においても人数だけはいるのだが、見合う・声を掛けない・行かせない・行かない・・・。

おれが奪う!おれが止める!おれが遅らせる!  というポジティブな姿勢は見受けられない。

誰か行けよ・・・  おれ抜かれたくない・・・  おれカバーすっから・・・  おれコースは切ってたよ・・・  

相手に対し、手放し・野放しのやられ放題、全員が受身・後手な始末。

負けるよ。 まぁね、もともと力の差もはっきりしてるし。 先日はよく勝ったなぁってなもんでしょ。

・・・でもさぁ  絶対勝てないのかなぁ?  

例えば負けたとしても、今のままで納得できるの? 

力の限りを出し尽くしたうえで敗れたのなら、次へのステップは大きく君達のために変わると思えるけど・・・。

・・・今のままで例え勝ったとしても、君達の未来は何も影響しないと思うよ・・・。

無意識に、無造作に、無機質に戦った勝敗など、栄養をとらないまま未消化に垂れ流される糞と変わらんよ。

勿体ない。 こんなチャンスは誰にでも与えられているわけではないのに・・・。

どうする?・・・。 Bチームの方が勝てるぞ。  実際、調子いいぞ。  

どうしてBの調子が上がっているのかな?  なぜだかわかるかい?。

答えは簡単です。 失うものがないから。 むしろユニホームを奪うという何かを得るためにやっているから。

『 ワンプレーでもパフォーマンスして監督・コーチに評価して貰おう!

  たった一つでも誰かに負けないものを身に付け、絶対に試合で活躍するんだ!

  僕を見てくれ!! 僕を見てくれ!! 僕を見てくれ!! 

  悔しい!!ミスした!! 切り替えろ!! 次こそ失敗しないぞ!! 次の僕のプレーを見てくれ!!

  僕を見てくれ!! 僕を見てくれ!! 僕を見てくれ!! 』

私には、ユニホームを着れない彼らの心の声が、胸の奥まで届くのです。

この2週間のグランドには、そんな彼らの心の声ばかりが聞こえてきました。

勝った事により君達が得た物は、それはそれは大きい・・・。

しかしそれと同時に失った物も大きいのです。  

それは、  『 挑戦 ~チャレンジ~ 』  失敗を恐れないこと・・・。

成功とは、何万回と繰り返される失敗から生まれるのです。

何万回という反省と、それに対しめげずに何万回という努力を積み重ねること。

何万回と怒られ、何万回と悔し涙し、それでもあきらめずに掴んだもの。 それが成功です。

躊躇するな! 迷いはどちらも中途半端になってしまう! 

ドリブルでも、スルーパスでも、クリアーでも、シュートでも、スライディングでも、判断はなんだっていい!

ミスを怖がるな! 自分のミスで負けたらなんて弱気な考えなら試合にでるな!

ボールに触れ! もっとボールを要求しろ! ボールを獲れ! もっとボールを奪うんだ!

ゴールを見ろ! もっとゴールに近付くんだ! ゴールに向かえ! もっとゴールを奪うんだ!

仲間を怒れ! 仲間を褒めろ! 仲間と戦え! 仲間を信じろ!

目つきを変えろ! 表情を変えろ! 声を大きく出せ! もっと自分をチームを鼓舞しろ!

絶対にあきらめるな! 全身全霊で戦え! 勝利を信じろ! 勝利を誓え!

仲間の為に!家族の為に!チームの為に!敗れた相手の為に! 精一杯戦え!

そして自分の輝かしい未来の為に! 今日を明日を毎日を、挑戦するんだ!

君達が忘れた物、  それは、『 俺達らしさ! 』  じゃないかな。

ギリギリ間に合うよ。 変わってしまったわけじゃないんだから。

忘れ物は私が拾いました。 

思い出すのは君達です。

Published on 2010.09.03 at 14:30 by Sendai FC Staff

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