誕生の日

どやっ!!  少しは目が覚めたでしょ。  久々に見たよ君達の愕然とした顔。

   

まぁ 丁度1ヶ月くらい前になりますかね。 ユース入団説明会。

テーマ 『 サッカーを真剣に遊ぶっ! フットサルやらビーチサッカーやら、とことん遊ぼうっ!! 』

 『 フットサルナイターリーグとか参加しよう!! 目一杯サッカーという遊びを楽しもう!! 』

・・・ 騙したわけじゃないからね。  ・・・楽しくなかったでしょ・・・。  

あんなにボロボロに打ちのめされたらね。  あの場にいるのが嫌になっちゃたでしょ・・・。

いやぁ 正直俺も恥ずかしかったよ。 知ってる人いっぱいいたからね。

『 オールスターで出ないんですか? まぁ、このレベルじゃ普通に勝っちゃうでしょうね・・・。 』

主催の方に言われました。

『 オールスター75 』  私が所属していたフットサルチームのことです。

もう、オールドスターになっちゃいましたけどね。 当時は宮城のフットサルをそれなりに沸かせたんですよ。

『 あれ?出ないんですか? しかも今日はずいぶん静かですね。 』 

当時を知る人にも声を掛けられた。  

『 ガマン、ガマン。 育成の大変な所だね。 今はまだ教えるタイミングじゃないんだよね。 』

私は言い訳っぽく聞こえただろうことが、余計に恥ずかしく思えた。

実はね・・・。 このフットサルは大きな賭けだったんだよね。

確かにまたチームは動き出したよ。 でもどこか捨て切れていないんだよね。

いいくらい反抗期も終え、大人との距離も埋まり、ある程度聞いたふりもできるようになった君達に、

ジュニアのころのように怒って切れたところで、嘘で反省したフリもできるようになってるでしょ。 

俺のいうことは聞く!! なんて思い上がった気持ちはないよ。バカげた話だ。

俺だって君等くらいの年頃も過去にあったさ。 当然怒られても反省したフリで陰口言ったものよ。

『 わけわかんねぇ!!! マジむかつくやぁ!!! 』 ・・・物や壁に当たったりしてね。

君達がまた集まって誓いを立ててくれた 『 全国 』 信じてなかったわけじゃないよ。

ただね・・・。 目が覚めていないよ。 過去の栄光や実績や、あの日々から。

確かに夢は続いているよ。 でもあの日の努力してきた事はもう過去のことで、もう終わったんだ。

ここから先の未来を勝ち抜くためには、あの日の努力だけではもう届かないんだよ。

甘やかしてごめんね。 練習ギライにも気付いていたし、サボりもナガシテるのも気付いてたよ。

自分ではやってるという過信や、怠慢、人のせいも、だまって見過ごした。

遅刻、連絡なし、挨拶の仕方、ルールはルーズに変わってしまった・・・。

練習の準備・片付け、バスのゴミ、ビブスの洗濯や用具の管理、いまだにジュニアがやっています。 

去年のユースを思い出してください。ユースは自分達のことは自分達でやっていたような気がしますが・・・。

君達は1年生なんです。 なにもかも新しくていいです。

そう、サッカーも そしてサッカーに取り組む姿勢も また新しく始めるんです。 最初から。

怒られなれた君達には、あの日から止まった君達には、 もう私の声は心までは届かないと・・・。

すまない。 騙した形になるね。 遊びで釣ったんだ。 

フットサルで楽しくサッカーを遊んで行こう! なんて言ってね。 

私が1ヶ月前に仕掛けておいたトラップでした。 

上手く前に転んでくれたら 『 全国 』 、 後ろに転んだら後頭部を直撃で 『 ユース消滅 』。

有頂天になっていた人間ほど、挫折・屈辱は致命傷。 

大きな賭けでした。 あなた達の驕った心に響くもの、それはあの日より辛い敗北感。

強がりも負け惜しみも通用しない、圧倒的な敗北感。

しかも、君等よりも下手そうな人や、あきらかにメタボなおっちゃんや、チャライ兄ちゃんに負ける、

屈辱的な敗北感。   効いたろ。 痛いほど。

ごめん。 もう 嘘はつかない。  絶対連れて行くよ。  全国。

過去の自分や、まやかしの夢から目を覚まし、 新しい夢を追いかけよう。

つらくはないさ。捨てるだけ。 ちっぽけなプライドはもう置いていこう。

今日は、最出発の日。  仙台FC新ユース、 誕生の日。

Published on 2010.04.11 at 14:44 by Sendai FC Staff

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