泥水

 『 久々の更新です!! 』  みたいな書き出しの保存記事が たくさん保留されております。

そうです。 結局12月は一度も更新できませんでした。

書きかけては寝て。 続きを書いては寝て。 

古くなり、新しい出来事を書き始めては寝て。 

先輩に頼まれまして、12月の繁忙期限定で手伝ってくれと・・・。  魚屋さん・・・。

朝は早いし、 暖房は点けないから寒いし、 冷凍ものは異常に冷たいし、 重たいし、 ・・・。

・・・生臭いし・・・。   文句を上げたら限がないのが仕事です。

誰だって、何だって、仕事は大変なものなのですよ。  楽な事などないのです。

いや、楽を欲してはいけないのです。

何よりも、久々に人に仕えて良かった。  私以外の人の気持ちを、改めて再認識する大変貴重な機会でした。

以前の私は出世欲や独立志向が強く、結局大した経験もなく自営を始めました。

程なく若くして会社なんぞを立ち上げて、社長などと踏ん反り返った次第でした。

決まって社員には努力を語って聞かせ、傍若無人な振る舞い三昧。(今も変わらない?・・・)

今振返ると大した努力とも言えない様な恥ずかしいものです。

本当の努力者は、その努力たるものを、自らたいそうな言い方などしないのだと知ったのは、

それこそ最近のこと。  

長らく人に仕えることのない私は、人を咎めることはあっても、人に咎められる事などないのです。

ましてそもそも反抗心の強い幼少期だったものですから、素直になど聞くものでもないときました。

幼き私への兄の苦言は、

『 蛇口から出る水は当たり前ではないのだよ。直(私の呼び名)に足らないのは泥水をすする勇気だよ。』

意味深し。 解釈次第で如何様にも取れる言葉。

何ゆえない普通の生活をするとは、実に大変であるということ。

当たり前の環境が、自らに驕りを生むこと。

何かをやり出す時、何ごとも始めからからやり直すくらいの気持ちがなければ、何ごとも始まらない事。

泥水という人からの苦言を飲み込み、素直に受け入れ反省する勇気。

注文先への配達も含む、時間に追われる忙しい仕事。  先輩の語気も強い。

久々に怒られたものですから、例え元上司、先輩といえど、ムッときました。

しかし、すぐにハッとしました。  浮かんだのは仙台FCの我が選手達の顔。

そして、悔しかろうと、理不尽であろうと、グッと堪え大きな声で返す彼らの返事が聞こえた。

私はひとつ小さなドロを飲み、大きな返事をした 『 すんません!! 』

彼らの我慢に耐える大きなドロに比べたら、まだ飲める程のものだ。

師弟。 彼らは私の弟であり、また師であるのです。

いつも君達は教えてくれる・・・ありがとう。

師走。 師は走ってみましたよ。 君らが日々迎えている苦しい道程を。

若い時期ゆえの否定され続ける苦しい道程を、少しはわかった気がしました。

年とともに記憶から薄れ、忘れてしまった泥水の味を思い出しました。

泥水こそ、後の感謝になるのだということもたくさん経験しました。

『 蛇口から出る水は当たり前ではないのだよ。直に足らないのは泥水をすする勇気だよ。』

新年の念頭に・・・。      

Published on 2010.01.01 at 15:00 by Sendai FC Staff

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