栄光のノンタイトルマッチ

只今 午前10時24分。

これから Jユース最終節  塩竈ユース戦に向かうところです。

予選2試合を0-1、1-1、の一敗一分けで終えてしまい、

関東代表との全国をかけたプレーオフへの代表権一枠は、すでに他のチームに渡ってしまった。

仙台FC、塩竈FC、共にノンタイトルマッチとなります。

私なりにやり切れない思いはあるのですが、選手達それぞれが違う面持ちで最終戦を迎えるであろうと思い、

練習中も練習後も、ブログさえも主観的なコメントを控えました。

やるだけのことはやった! いややっていない! 作戦は! 戦術は! メンタルコーディネートは!

フィジカルは! モチベーションは! コミュニケーションは! ・・・・・・

時間がほしい・・・?  時間こそが万人誰しもに与えられた平等なものだと持論にしていたものだ・・・

準備が悪かった・・・。  後日、皆がこのブログを見ることになるであろう。

そんな心持ちで指導者が試合に向かっていたのかと・・・。  

勝敗の大方の予想は出来ている。  だから行く前からこの状態なのだ。

彼らを傷つけたくない、出来る事なら笑顔で終わりたい、勝って終われるのなら尚の事、

だからこそ 先日の 『 感謝 』 などと、綺麗事や下心にさえ思えてならない。

過保護なのは自分かと・・・。

そのくせ 『 練習していないのだから 勝ってはいけない。 』

『 これで勝ってしまっては、 今後の後輩たちに影響する。  負けて然り。 』

『 サッカーとは所詮 練習などせずとも センスや時の運でしかないのだと勘違いされては困る。』

自己防衛もしっかりと用意している自分に嫌気がさす。

なんのことはない  私に現実を受け止める勇気が足りないだけのことと  自覚はあるのです。

今から言葉を? 言い訳を用意しようとしていることが そもそも始末が悪い。

今日の扉はやけに重いが 開かねばならない。

数時間後には事実へと変わる未来へ 出掛けるとします。

  

0-5  ・・・1点ほしかったなぁ。   がんばっていない選手など一人としておりません。

戦術理解度、身体能力、技術、  それは昨日今日では致し方ないこと。

最後まで必死に戦ってくれたこと、 それが私の救いになりました。

5失点もくらえば 大抵は試合を投げ出し、崩壊へと進む。  しかし・・・、

彼らは何度となく 1点をと全員で駆け上がり、 あきらめることなくそれ以上の失点を必死に阻止する。

よかった・・・  彼らのこの先を案ずることはなかったのか・・・。

現実から目を背けずに戦う彼らこそが 今日の事実でした。

わたしは、  いいえ私こそが 結果を気にしていたのです。 

試合前、塩竈ユースの監督さんと雑談をした。

『 関東とのプレーオフも、全国でのイメージもできていて、チームも戦い方もそれに合わせてきた。

  明日は大学生との練習試合も入れてあるのに・・・。

  つまらない失点とは言えど、監督の戦い方に選手ががんばっただけのこと・・・自分の責任ですよ。 』

断トツで塩竈。 私の下馬評だが。  しかしまさかの敗戦。

『 この1週間は選手達もボーっとしちゃって。・・・。』

選手やチームへの思いが一言、二言で伝わってきました。

そして、それとともに明らかな差を実感しました。

勝つための準備、敗戦の過去、理想という未来、勝利の実績、そして目の当たりにしてきた現実の数。

私は何の準備すらなかった。 それでいて、昨日今日の勝敗を気にするなど・・・。

『 公式戦終わったあと、グランド空いてるみたいなんで、練習試合しませんか。

 うちも最後だから、全員来てまして・・・   』

0-5の敗戦のあとの練習試合。 試合でも燃焼するくらい動いていたキャプテンの小林が、

さらに一心不乱にボールを追い、何かにとりつかれたようにドリブルで駆け上がる。

試合の熱のままのようだった。  

それは、悔しそうにも、また楽しそうにも、見えた。 そして私自身には、悲しくも見えた。

( 最後までやりきれなかったのか・・・  もっと前のポジションを取らせたかったな・・・

  今 君は、何思う・・・。 )

と 同時に。 

彼がサッカーでの悔しさを サッカーで消化しようと、本能的に無我夢中になっているのが伝わった。

そんな単純でシンプルなことがうらやましく思え、私は選手からスパイクを借りた。

( 最後の最後まで君らに助けられるのか・・・ そうだな  汗かきゃいいんだよな。 

  言ってたなそう言えば、迷ったら走って汗かけばいいんだ。 それしか出来ないんだから・・・。)

頭の中で台詞を考え煙を出すより、バカ踊りでもして汗をかいてるほうが前に進める気がした。

『 オーバーエイジ枠、1人いいでしょうか? 』

私はグランドで叫び、グランドで走り、グランドにもやもやとした不快な何かを蒸発させた。

栄光のノンタイトルマッチ。

私のこれからの長い指導者としての道程に、小さな光が道しるべとして射してくれた、そんな試合でした。

Published on 2009.11.07 at 15:17 by Sendai FC Staff

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