日々を告白すること

仙台フットボールクラブ選手の皆様

 
 こうやって筆が執れる日が来るとは 思っても見ませんでした。   

 月日が経つのは早いもので チーム設立から3年が過ぎようとしています。

 
 
 名前も実績もないチームに君達は入団してくれました、 ただ指導者を信じて・・・。

 そんな皆の想いを現場の総責任者である私が裏切る形となってしまった事、本当に申し訳なく思っています。

 謝っても謝っても 謝りきれません。 悔やんでも悔やんでも 悔やみきれません。

 
 
 『 サッカーボールは、仲間を作る 』  

 あの時私は この自分が一番大切にしてきた大好きな言葉を疑いました。

 そして、人を信じることを  やめました。 怖かったんです。

 ひとを信じれば信じる程、人が離れていく事。 望めば望む程、裏切られる事。

 そして、サッカーで仲間を失う事の恐怖が大きかった。

 だから、もうサッカーはきっぱり辞めようと  決めました。

 自分が傷付くのが怖かった。 自分に向き合うのが怖かった。

 
 
 そこから、サッカーとは全く関係のない仕事に就きました。 慣れない仕事でした。

 少しでも君達への罪滅ぼしになればという気持ちで 死ぬ気で働きました。

 ただ   自分自身が分からない日々は  変わりませんでした。

 
 今、埼玉で高校の教員をやっています。 教員のお話を頂いた時、ずっとお断りをしていました。

 私のような人間が人に教えれる訳がない、もうサッカーはやらないと決めたのに・・・と。 
 
 そんな私の心を救ってくれたのは、仙台FC卒団生たち、そして越川代表でした。

 そして 何よりも 今を一生懸命がんばっている、 仙台FCの選手達1人1人の活躍でした。

 今またこうして、グランドで笛が握れる事、  本当にうれしく思います。

 そして春に皆に会えた事、本当にうれしかった。  ありがとう。

 

 今また、少しずつではありますが、  俺は何が好きなのか!? 

 どういう生き方をしたいのか!?   大切なものは何なのか!?

 答えが見つかりそうです。  

 今はコーチですが、いつの日か監督として必ず全国にへ行きます。

 その日が来る事を信じて焦らずじっくりとやるべき事を確実に頑張ります。

 
 君達の成長と活躍は良く知っています。 分かっています。 

 越川代表以下スタッフの指導を信じて必ず全国へ! 君達の全国大会ならどこまででも応援に行きます。

 そして、 全国の舞台で闘える日を・・・。

 君達からたくさんの勇気をもらいました。

 もう私は逃げません。君達をこれ以上裏切る訳にはいきません。

 また、グランドで会いましょう。  ありがとう。

  
 今なら 胸を張って言えます。
 
 『  サッカーボールは  仲間を作る!! 』

                                             
                                       
 追伸 

 兄貴・・・  また、こう呼ばせてもらう日が来たという事で、いいでしょうか?

 本当にありがとうございます。それしか言葉が見当たりません。

 選手への手紙に書いた通りです。 少しずつですが、きっといいチーム作って俺も全国行きます。

 
 又、朝まで、 酒飲みに連れてって下さい。

                                                               
 手間のかかる弟より           
  
                                              芳賀 大祐                                     
  

 
 
 つい最近、選手にどんな音楽聞くの? って聞いたんだよ。

 そしたらさ  びっくり!!!  『  尾崎 豊とか聞きますよ。 』
  
 尾崎が亡くなったのって 彼らが生まれる前なんだよね。

 『  若者たちの教祖ですよ!!! 』  だって。  

 おれも聞いてたなぁ。  カラオケ前曲歌えるぜぃ。

 そんな彼の 残した言葉に こんなのがあったよ。

 『 生きてくことは  日々を告白すること 』

 あんなにストレートな歌を歌っても、 全ての想いは告白できなかったんだろうね。

 胸の内を明かして生きていくことは容易いことではないよね。

 誰しも聞いてほしいし 分かってほしい。  

 でも、疑心や羞恥心、罪の意識に駆られたり、伝える人がいなくて 告白できずに苦しむ。

 でもさ、 やっぱ告白した方がいいんだよ。

 愚痴ばっかじゃ 言ってる方も聞いてる方も嫌になっちゃうけどさ、 いいんじゃない。
  
 告白していけば。  それを聞いてくれる家族や仲間や  そしてチームがあればいいんだよ。

 死んだら それまでだよ。  彼は無念だよ。

 俺はもう若者じゃないから、 まして教祖でもないから、 

 選手達の文句や愚痴や恋の相談から、何でも聞くことにする。

 そのかわり  俺もいっぱい選手に告白する。 文句ばっかりだったりして・・・。

 

 誰も恨んでなんかないかもしれないし、 許してないかもしれないけどさ。

 まぁ  大ちゃん、 飲みに行こうや。

Published on 2009.10.02 at 15:22 by Sendai FC Staff

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