ネバーギブアップ

第4節 JFAアカデミー 0-1  敗戦

何度か打ちかけては バックスペースで消去。

かれこれ何時間キーボードに触っているのか。

敗戦を受け入れるのは いつも時間がかかる。  回想する自分の頭を もぎ取りたい。

さっきから 何度も指が止まっている。  何かを伝えようとする気持ちが、

何か下心があるように思えて 自分自身を卑しく見える。

綺麗ごとを並べれば それらしく見えるから 無難にありきたりな言葉を書いて

この日をやり過ごしたい。

真面目な人格の持ち主でもないくせに、わけのわからない要らぬ正義感が

それを阻み  さっきから何度も繰り返しています。

『 ポジティブ 』  という  こじつけた慰めや 言い訳が 心の奥にある腹立だしさと

葛藤を繰り返し 消化できずにいるようだ。

次という未来は 始まっている。  このまま過去に置き去りにされそうだ。

選手達には 切り替えろ と言うが  私が立ち止まっているようだ。

巻き戻したい。  どこまで?   今日? 昨日?

それとも1週間前か?  都合の良いことはそのままで、 

やり直したいところだけピックアップし 修正かい?

都合の良い話ですね。  弱者の発想だ。

そんな混沌とした時間を悪戯に費やしていた。

私を救ったのは 一本の電話だった。

中学3年生の選手からだ。  ジュニアユース卒業後 ユースでも仙台FCで続けたいのだが

選手が集まるのか不安で眠れなくなり、 仲間に様子を伺ったところ

あまり期待の返答が得られなかった というのだ。

さらに不安で眠れなくなり 私に電話を掛けて来たのだ。

この時期に 確かな答えを持ち合わせていることは 難しいことです。

受験という大きな課題があることや この年代はサッカー以外の楽しみにも興味を持ったりもします。

私もバンドなんてやったりもしたものです。 

後は 恋愛や 夢や 目標など 時間を使いたいことが 増えたりもするものです。

例えば仮に 今入団を表明してしまい、 何等かの障害で 

結果的に断わらなければいけない状況になることも考えれば、

易々とは やります と言えないものです。

選択の一つとして考えてくれている選手も何人かいますが、早急な答えは求めていません。

他との比較や 考える時間を持ってほしいと思います。

まぁ それに 代表が怖いんじゃない・・・  なんて

仮に もし選手が集まらなかったら  他の良いクラブも紹介するし、

仙台FCの練習には顔出して構わないし、 なんなら宅配スクールもしますよ。

仙台FCユースで続けてくれたら それは一番嬉しいことに越したことはないけど、

どこでもいいからサッカーを続けてくれて 『 仙台FC出身選手は 素晴らしい 』

『 仙台FC出身選手は がんばれる 』  と 聞こえてきたら 素敵なことです。

われわれが考えなければいけないのに 
 
不安にさせてごめん。  そこまで考えてくれてありがとう。

今は 一日一日を大切に もっとサッカーが上手になることを考えていいよ。

と 答えました。

彼は敗戦を受け入れ 悔しさをバネにし  すでに未来を開き、

私よりも早く  歩みを進めていました。

選手に救われました。  みんなもきっと今頃

その まだ若い小さな胸で想い 不安や苛立ちを 夢や希望に変えているのだろう。

そう思えたら  がんばる勇気が沸いてきました。

どう考えても 譲れない。

変えられない強い信念になりました。

やはり わたしは あなた達と 目指しますよ。

あなた達から貰った 宝物 メッセージポラロイド。

私は あなた達と叶えます。 

   
いつも 助けてくれて ありがとう。

あなた達がくれる勇気を 大切にします。 

Published on 2009.06.15 at 15:38 by Sendai FC Staff

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