U-13からU-15時期の充実した指導と健全的な育成を目指して

充実した指導と健全的な育成を目指して。一般発育発達に応じた一貫指導と全てにおいて自ら感じ、判断することを育てる指導。長い人生というスパンにおいて何事にも闘い抜く強い精神力ある選手を育成し、選手達が大人になった時に多くの夢を語れる人材になって欲しいと願います。

この時期は、発育のスパ-ト期を迎えます。骨格の急激な成長は支点・力点・作用点に狂いを生じさせるため、新たな技術を習得するには、不利なクラムジーと呼ばれる時期となり、今までにできた技術が一時的にできなくなったりすることもあります。しかし、この時期は生殖器型でもあり、よってホルモンの分泌の著しくなる時期です。特に男性ホルモンの分泌は速筋繊維の発達を促し、それまで身についた技術をより速く、より強く発揮することを可能とさせてくれます。

すなわち、ここでのトレ-ニングがより高いレベルの中でも「基本」を発揮できるか、どうかの分かれ道となるのです。今まであまり目立たなかった選手が急激に頭角を現してきたり、少年期のスタ-が平凡なサッカ-選手になってしまうのもそれ故でこの時期の指導がもっとも重要とされるのです。

このように、この時期は難しい戦術よりも「今まで身につけた技術をより実践的に」ということが課題でだからこそこの時期に全ての技術を身につけておきたいのです。この時期は理性的に物事を考えることも可能になる初期純粋段階で、小学校の時に、少なからず身についた悪い習慣<技術・考え・生活面>を矯正し、より高いレベルで自分の個性を発揮してくための良い習慣を徹底させていくにはこの時期がもっとも重要最適です。また、この時期の子供達は物事の考えを理性で捉えることが可能になるため、人間的にも「何が正しく何が正しくないのか」という判断をも自律させる指導は最も重要な指導育成時期となります。

我々スタッフはこのような要素を考え、より子供達が自分の個性・長所・発育段階にあった指導が出来るように目指しています。なぜなら、我々スタッフが常に考えるには、子供達にはそれぞれのさまざまの要素がありますが、それぞれにアンバランスな発達から、最終的にバランスの取れた状態を作り上げていくのが基本だからです。

サッカ-はスポ-ツである以上、勝敗というものはとても重要なことであり、「勝とうとする」ことをなくして、いかなる試合もなりたちません。また、選手は目の前の試合がどんな試合であろうと全力で勝ちにいかなければハ-トのある選手を育てていくことはできません。しかし、我々スタッフにとってこの時期はそれが全てではありません。なぜなら瞬間的に勝敗のみに固執してしまうとアンバランスな個人の発達を崩してしまうからです。このような個人の発達段階や個性にあった指導を目指してこそすばらしい選手・スポ-ツマンを育てることができるのです。

中学生年代での完成を求めてはなりません。選手達には、未来があるのです。長い人生というスパンにおいて何事にも闘い抜く強い精神力ある選手を育成し、選手達が大人になった時に多くの夢を語れる人材になって欲しいと願います。